業者選び
ネットショップまで、多数のサイトが酸素カプセルを販売しています。
美容・健康機器の業界は医療機器の業界とは違い薬事法の規制もあり、本来効果・効能は
謳えない『グレーな業界』です。
特に販売会社はについては、先月まで酸素カプセルのお店のオーナーであったり、浄水器販売
会社やリフォーム業者、更には訪問販売業者が製品を輸入又はOEM※注意1し
「弊社は美容・健康機器のメーカーです。」と謳って販売している事などは、美容・健康業界では
当たり前のことです。
またブームが過ぎるとと必ず過剰在庫やメンテナンスに追われ、経営が悪化し倒産するメーカーや
販売店急増します。
過去の流れを見ても、ゲルマニウム温浴・炭酸泉・岩盤浴・酸素水・脱毛・ブルブル振動マシンなど
ブームになった機器の専門メーカーの倒産は1000社以上※注意2と言われています。
ブームがあれば必ず終わりの来る業界ですので、立ち上げて間も無い会社やサロンを運営している
会社など、また1つのカテゴリー製品のみ扱う専門業者も注意しなければなりません。
近年は、チェーン展開している大手のエステサロンや美容・健康専門のメーカーの倒産も相次いでいます。
倒産により販売業者も共倒れになり、購入者はメンテナンスや修理が出来くなったり、製品価値が
無くなる事態もそれだけ多くなります。その為、製品は勿論ですが、販売業者選びは、酸素カプセルを
購入する際に、特に重要なポイントになります。
※注意1OEM(オーイーエム)
Original Equipment Manufacturingの略称で、あるメーカーが開発・製造した製品を、別ブランドで
販売することです。
開発元、製造元の企業はOEMベンダーやOEM元とよばれ、ライセンス契約に基づいて、販売元となる
メーカー(OEM元)に製品を供与します。
OEM供給側・被供給側双方に稼働率が向上・製造コストを抑制や開発・管理に関するコストを抑制
出来るなどのメリットがあります。
特にメーカーが生産には強いが販売力の劣る企業と、生産には弱いが販売力の強い企業の場合には
OEMは最適といえます。
しかし「酸素カプセル・エアチャンバー業界」のOEMの場合は少し状況は異なります。
酸素カプセルの場合、新たに酸素カプセルを開発する場合、数千万単位の開発費や長期の期間が
必要となります。また製造管理や販売後のアフターメンテナンスに関するコストも莫大な金額が掛かります。
一部の自社開発する資金力の無い会社の場合は、韓国などの海外製や国内メーカーの製品を
そのまま名称変更し、カラーリングや部分変更など、少し手を加える事で「自社製品・ブランド」として
安価に「酸素カプセルのメーカー」として、販売しているケースもあります。
例えば酸素カプセルサロンオーナーさんでも、資金があればOEMで、シールを張替て「メーカー」として
販売する事も可能になります。
※注意2 以下に以前にブームや注目を浴びた美容・健康機器についての、その後と現在の情報です。
【ゲルマニウム温浴】
数年前に8社以上あった3人掛け、6人掛けの大型を専門に扱っていたメーカーは現在1社もありません。
1人用温浴器も一時期の反響よりは劇減したが、未だにリピーターも多く整体院やエステサロンでは
『定番メニュー』として生き残っている。
【炭酸泉】
ゲルマニウム温浴の次に来るブームと期待されたが、17社の内半数は倒産。
数年後、メディアに採り上げられた事を切欠に「またミニブーム到来か?」と数社が挙って新製品を出したが
結局、家庭用製品が安価で販売されて現在も厳しい状況。
資金力のある会社や、他製品も販売している所は何とか残っているが、炭酸泉専門業者は時間の
問題と言われている。
因みに、現場では販売サイドには反して「炭酸エステ」「ゲルマニウム温浴機+炭酸泉」や、家庭のお風呂を
「炭酸湯」などにして提供するメニューが一部で話題になった。
【岩盤浴】
大ブームの最中に週間ポストの記事(岩盤浴サロンの衛生面・無許可営業を指摘)の影響からお客が激減。
全国的に店舗数も飽和状態で価格競争に陥り、現在では国内の岩盤浴の専門店は7割閉鎖。
当時、岩盤浴専門業者(施工・ベッド)も、今では6割が倒産している状態。
利益を上げたのは、山師・鉱石販売・施工業者・リフォーム業者だけと言われています。
元々「銭湯が岩盤浴に取って変わる」「水やお湯は使わない温浴」などと謳い、“岩盤浴でかいた汗の後は
シャワーは不要”といった理由で、お風呂やシャワー設備も無く、値段があって無い様な鉱石を名前を変えて
高額で販売していた背景がそこにある。
やはり、汗をかけば最低シャワー設備は必要であり、設備上で十分な説明も行ずに施工を勧めて
「浴場法・消防法」逃れの為、説明もろくにせずに施工するなど当たり前の、降って沸いたメーカーが氾濫した。
悲しい事に、岩盤浴専門店を閉める時のオーナーは口を揃えてこう言います。
「石は最高の物を使っていたんだけどなぁ・・・」
【酸素水】
酸素カプセル同様、数年前に火がつき「酸素入りドリンク」「O2ウォーター」などと呼ばれている製品。
発売当初は350mlで500円近くもして、フィットネスジムやスポーツ関連施設などで販売されていました。
すぐ後に「デリバリー型ウォーターサーバー」が急速に市場を拡げたため、価格も急落。
今では大手のドリンク会社も参入して、価格は落ち着きを見せている。
「本当に酸素が入っているのか?」と常に疑問がつきまとうが、飲んだ後にスッキリするなどは酸素カプセル
同様の効果の様が得られるとか。
因みにスプレータイプの「携帯酸素吸引ボンベ」の使用も、オリンピックでは禁止されてしまいましたが
「酸素水」については、確認できないので問題なしなのでしょうか?
【脱毛】
美容分野でも特にグレーゾーンでもあった分野で、当初「脱毛」は利益が大きいといわれ「脱毛専門サロン」
や「フランチャイジー」が急増。その結果、一部地域では脱毛サロンが乱立し、価格競争から低価格化が進み
ただ単に「客寄せパンダ」的なメニューになってしまった店舗も少なくはありません。
更に、昨年脱毛機器の販売業者が有罪判決を受ける事件が発生した事もあり、国もエステ業界に
指導・勧告処置をようやく促す経過に。
特に販売業者にとっては「脱毛」といったキーワードに対しても「減毛」や「抑毛」など、販売業者サイドは
あの手、この手で商品をアピールし、「脱毛」=危険・訴訟といったイメージの払拭に奔走している状態です。
但し、現場では相変わらず脱毛のニーズは多く、導入を躊躇しているエステサロンも多いといえます。
【ブルブル振動マシン】
関西から爆発的に火がつき、全国的なブームになった“ぶるぶるマシン”のブランド「Vバランス」。
1台90万以上の定価販売にも拘らず、国内で最も良く売れたマシンともいえます。
しかし問題も多く渋谷に200坪・2億円程投資して3ヶ月で閉めたお店もありました。
追い討ちを掛けて、昨年にメーカーが倒産しマシンは鉄くずになり軒並み専門店も全滅する結果に。
また、TVでもCMを入れていた日本最大のFCチェーン「ダイエットエンド」。
こちらも現在は本部に連絡が取れない状況で、オーナーは泣き寝入りの状態。
200店舗以上あったお店は1年で150店舗以上閉鎖しており、その現状を何も知らないオーナーさんもいるとか・・・。
双方とも9割以上がFC加盟の個人オーナーで、当時1台約85万程で機器を購入している。
どちらも“日本製”を売りにしていましたが、何故か韓国から輸入していたのが事実です。
その他、メーカー・販売業者は100社以上、専門のお店は500店舗以上倒産したと言われています。
一方現場では、FCに加盟していない専門店ではない、総合的にメニューも提供している所や、フィットネスや
サロン・整骨院などでは未だに人気があり、新規導入率も高い様です。
ブームがあると必ず終わりが来ます。
多少のリスクはありますが「初期にOPENした所は利益を上げ、回収してブームが去る前に撤収→他に投資」
又は「ブームが去る前に他のメーニューを取り入れ→変化し継続するお店」は利益が上がり失敗していません。
専門店を運営していたり、酸素カプセルをメインとしたお店を検討されているのであれば、業界の流れを素早く
察知し、紙切れ一枚の「ノウハウ」を買うよりは、本当の意味での「提案力」のある「生き残る会社」と組む事が
大切といったところでしょうか。
【酸素カプセル購入時の業者・機器選びのPOINT-10】
P-1:ネーミングやカラー違いのOEMには注意が必要。販売会社をしっかりチェックしましょう。
P-2:酸素カプセルがメインの販売業者や、サロン運営業者は避ける。失敗はあなた自身の責任です。
P-3:運営ノウハウは100店あれば100通り、紙切れ1枚のノウハウは無駄です。
お店は常にお客様と共に変化して行くものです。
P-4:まずはご自身がお客様立場になり体験する。体感が良いか悪いか、誤魔化しは通用しません。
P-5:酸素カプセル業者の半数は資金に余裕がありません。
資金力・提案力・ビジネスセンスがあり、生き残る会社を選ぶ。
P-6:見た目は非常に重要です。リラクゼーション機器ですので利用前の“期待感”にも影響し体感も変ります。
P-7:“美”を売りにした美容業界では、HPやカタログが洗礼されて無い機器や販売会社は問題外です。
P-8:エアー漏れ・基盤の不具合など、故障率はどうしても他の機器と比べ高くなります。
当然、メンテナンス体勢の整った所を選ぶ。
P-9:機能・性能を比較し、品質・安全性の高い製品を選ぶ。。
P-10:営業がしつこい、自社の良い所しか言わない業者は避ける。ないまじめで責任感のある業者が1番。
その他、気になる所は、質問攻めにして納得行く回答が得られるかどうか。
他の酸素カプセルとの違いを、ただ単に他社の非難だけでなく、明確にメリット・デメリットも含めて説明できるか。
検討している酸素カプセルは、いつから販売開始され改良・価格面やサービスなど企業努力が見えるか。
酸素カプセルは販売開始より7年以上経ちます。
現在、酸素カプセルは35機種程販売され飽和状態の業界です。利益をしっかり改良に投資し、より安全に使いやすく
コストダウンを図る事で、他の酸素カプセルと差別化出来ているか。
仮にメーカーや販売会社が経営破綻した場合、カプセルのメンテナンスが出来ず、結果的にお客様を裏切ることになります。
また、中古品として販売しようとしても、買い手が付かず”鉄くず”になるといった最悪の状況が予想されます。
酸素カプセルは発売当初に比べ、安くなったといってもまだまだ高額な商品です。
価格・機能・性能・品質・デザイン性・コンセプトを理解し、購入先の会社・メーカーをしっかりと見極めて下さい。
酸素カプセルを販売するメーカーや、業者さんのインターネット上の広告で
「レンタル対応しています」「買取します!」
「中古・新古あります!お問合せ下さい!」
この様な広告は、本当は商品が存在しない(在庫が無く)「おとり・うそ広告」も多いので注意しましょう。
特徴としては、おとり広告の場合、広告の商品について問い合わせても、必ず違う製品を薦めてきます。
金額が安いからと言って、間違っても引っかからないように気を付けて下さい。
本当に在庫がある場合は、正規製品か?倒産品では無いか?閉めた店舗のリース又貸し契約品で無いか?
といった部分に注意します。また、ソフトタイプの多くは輸入物の為、個人輸入品やサンプル品のケースもあります。
そのような場合『メンテナンスが出来ない』『メンテナンス費用が異常に高い』の他、最悪はどの業者さんに
依頼してもメンテナンスに対応してもらえないケースもありますので、後で後悔しないように注意してください。
酸素カプセル専門店やサロンを運営し、販売サイト・ホームページを立上げて片手間で運営している所や
リース代行業者にこの手法が多いので注意しましょう。
【ソフトタイプの中古の場合】
ソフトカプセルは古くから販売されていますが、車の様に、2~3年で『モデルチェンジ』がありません。
1年以内だったとしても、7~8年前に製品化された酸素カプセルは機能が古く、品質も落ちます。
特にソフトタイプのカバーのチャック部分は、開け閉めに何千回程度と耐久性に限りがありますので
エアー漏を起こすなどの故障は必ずありますので修理代も頭に入れておきましょう。
ポイントは、ソフトの場合は特にデザインが「古臭い製品」は新古品でも避けること。
車で例えるなら、フルモデルチェンジをする前の、その前の型を買うぐらいのイメージです。
現状で、新しいタイプはクーラー又はエアードライヤー機能が付属しています。
クラシックカーを好きな人は良いですが、夏場に「クーラーがない」車に乗るには、ちょっと厳しいです。
古くから販売されていることを「信頼」だと、判断するかしないかはお任せします。
【ハードタイプの中古の場合】
ハードタイプは医療機器を除けば、まだ販売されて数年ほどの浅い歴史です。
特に『新製品』と呼ばれる範囲の目安としては、発売から半年以内と言われています。
最近ではソフトカプセルより人気があり、業界でも中古・新古品は品薄状態で、中々出ないといったところです。
特に注意することは、ボディ本体が「FRP・アルミ・鉄」等の硬質の材料で出来ている事で
意外に「変形している」場合が多いので注意してください。
更に、「オート・自動・オートメーション・マイコン・コンピューター制御」と各メーカーの呼び方は様々ですが
以外と基盤はアナログですので「これは出来る、出来ない」と、機能面での性能をしっかりチェックしましょう。
【○月○日12時より受付開始!○台限定!】
ネット上での広告で「9月11日12時より受付開始!残り3台です 保証期間11ヶ月・6ヶ月・3ヶ月~激安!」
といった広告を掲載している業者さんなどは、こまめにサイトをチェックしましょう。
多くの場合、1週間後に「9月18日12時より受付開始!残り3台です」と、日時だけ変更し価格も若干変動している
だけの場合があります。「○月○日~受付開始」→売れない→「○月○日~受付開始」の繰り返しです。
出来る限り、本当に在庫があるか?違う製品を薦められないか?もチェックしましょう。
一番の方法としては、展示品、中古品を実際に体験する方法ですが、多くの場合は「メンテナンス中です」など
理由を付けて断られるか、「もう申込みが入りました」と違う製品を薦めてくる場合が多いのです。
中でも、市場で人気の無い機器や相場からかけ離れている高い定価製品の場合、「新古・中古の価格」が
実は「通常の割引き販売価格」=「実売価格」の場合も多いようです。
理由としては、売れないので叩き売りしているか、又はその製品の「価格表示を守る」とメーカーとの取り決めを
逃れる為の販売会社の手段が多いとされています。
上述したように、美容・健康機器の販売業者や例え中古専門業者であっても在庫が無い状態です。
ハードタイプは特に販売されてからここ1年程ですので中古品は中々出ません。
「良い買い物をした!」「得した!」と思って買った酸素カプセルは、実は『普通の販売価格』であったり
“こちらの方がお勧めです”と、どこで造ったか分からない「違う製品」を“買わされた”事だけはないように。
「結果安く購入出来たので良かったのでは?」と言う意見もあるかも知れません。
しかし安く購入した機械は、何年も改良していない新品だけど設計も古い相手にされない機器の場合が多いのです。
製品価格が相場より明らかに高い(※割引き率を高く見せて販売する為)機器については、特に注意してください。
通常は高額な商品の為、「激安」「最安値」の言葉は常識的にあまり使用しません。
【リース代行業者の罠】
業務用の高額商品の場合は、経費処理できる「リース契約」を希望される方も多いと思います。
お客様がリースを希望された場合、販売業者が設立が浅い・実績が無いなどの理由で大手リース会社と契約できない
場合、スムーズにリース契約が出来る様に利用するのが「リース代行業者」です。
~リース代行業者が入る場合の流れ~
お客様がこの機械が欲しい、現金では無くリース契約希望→販売業者へ依頼→販売業者が代行業者へ連絡
→代行業者からお客様へ連絡→リース会社へ審査申込み→→販売業者へ代行業者から審査OKの連絡
→販売業者からお客様へ審査OKの連絡→契約・納品 の流れと通常なります。
では、リース代行業者はどこから利益を出しているのでしょう?
販売業者では無く、紹介されたお客様=リース契約者からです。
リースの場合は、物件代金×○○○=毎月の支払い額 ○○○=「料率」の上乗せです。
(例1)
契約者A:300万円の酸素カプセルを5年リース契約の場合、
300万×0.021(料率)=63,000円+税 毎月の支払い66,150円×60回(5年) 総支払い額3,969,000円(税込)
(例2)
契約者B:300万円の酸素カプセルを5年リース契約の場合、
300万×0.019(料率)=57,000円+税 毎月の支払い59,850円×60回(5年) 総支払い額3,591,000円(税込)
契約者Aと契約者Bは同じ酸素カプセル・同じ金額・リース契約希望でした。申し込みした業者が違うだけなのになぜ
「37,8万円」も差がでるのでしょうか?
答えは「代行業者のリース料率上乗せ」です。(例1)契約者Aは、販売会社に380万を300万まで交渉を入れ、リース
契約を希望しました。※依頼した販売業者が違うだけで、ここまでは同じ
販売会社はリース会社では無く、「リース代行業者」に依頼しました。
契約者Bの販売業者は「リース会社に直接」依頼しました。
これは、リース会社との契約の間に1社「リース代行業者」が入った事による契約者Aの悲劇です。
契約者Bが「得」をした訳ではありません。 ただ単に、契約者Aが37.8万円「損」をしただけです。
リース契約の場合、他の業者より30万円安かったと思っても実はリース契約に知らない間にリース代行業者が入った為
「料率」が上がり「損」をしている場合も多いのです。
【リース契約で損をしない方法は】
リース代行業者を販売会社が利用するのは違法ではありませんし稀なことでもありません。むしろ良く利用されています。
リース契約は申込者の規模や内容で審査し料率も確かに変動します。上場している大企業やチェーン展開してる場合は
リース会社はリスクが低い分、料率を下げます。
※特に、販売会社にリースを依頼した時に料率が5年リースで2.0%を越えていた場合は注意してください。
一般的には、5年契約の場合、料率は1.9%前後です。
また「御社は、リース会社と直接契約されていますか?」「料率は幾らですか?」と必ず聞いて下さい。
月額○○円では理解し難いので必ず販売会社に「リースが会社と直接契約しているか」「料率」確認しましょう。
【中古・新古品のPOINT】 良い意味での訳あり品を探す
P-1:酸素カプセルの型が古い製品は機能・性能・耐久性を考えると製品価値が必ず落ちます。
割引き率を上げるために無理やり高い定価や上代に注意!
P-2:レンタルの9割は嘘。中古品であっても「本当にあるのか?」「実際に体験出来るか」を確認してみる。
ズラリと製品を並べた「中古専門サイト」「動きの無いほったらかしサイト」には特に注意!
P-3:購入先は「メーカー」「販売元」「代理店」「特約店」?
購入前に販売業者に確認してください。業界では代理店制度を取っている所も多く、いざ修理となった時に
メーカー・メンテナンスの事より「いつ、どこの代理店から購入したのか」「まず購入先に連絡してくれ」
最悪は「購入先の不明な物は、コピー・輸入品もあるのでメンテしません」と断られてしまうことです。
驚くことに「メーカー」が一番危険です。販売業者の方が資金力があることが多い。
P-4:部品やパーツなどは十分に在庫があるか。車でも並行輸入車は本当に直せない場合もあります。
但し、販売中止になった製品のパーツは高く相場よりも高く請求されることも多くなります。
P-5:メーカーがあるので大丈夫!?例え販売業者の倒産品でも「縁起が悪い」と思わなければ「買い!」
ではありません。「倒産した販売業者」など、存在しないケースが多いです。
P-6:酸素カプセルはリース契約が多い。リース又貸し(リース会社所有)には注意。後でトラブルになります。
P-7:
P-8:普通は買わない旧型の高い定価設定→大幅ね引き(新品又は中古)に騙されてはいけません。
P-9:「○月○日受付スタート!」「○月○日までの○日間限定!」「最安値」には注意。車を購入する感覚で見極めましょう。
P-10:リース代行業者に注意!リース契約はリース会社と直接契約。多く払う必要はありません。
中古の場合は、新品より更にシビアになる必要があります。出来る限り信頼できる業者から購入しましょう。
【その他 カタログ文章・宣伝文の甘い罠】
記載:取り扱いが簡単。一人でも出入りができます。
実は:一人で「出入り」は出来るが、一人で「利用」は出来ません。内部にコントローラーが無い場合に多い表現。
記載:冷風がカプセル内を冷し「暑さ」を軽減し、快適にご利用頂けます。
実は:クーラーでは無く「冷風機」の場合が多い。閉め切った場所で使われた場合はむしろ室温が上がったり、
構造上、冷風の流量も少ない。冷たい風は出ますが「冷す・温度を下げる」物ではありません。
記載:小スペースで設置場所を選びません。
実は:従来機に比べて小さいだけ。本当にコンパクトな製品もあります。必ず導入前に、サイズを確認。
記載:ベッカムカプセル・・・サッカー界では超有名なプロサッサー選手。
2002年サッカーワールドカップの際、イングランド代表のベッカム選手が本選3ヶ月前に骨折しました。
「出場は難しい・・・」「出場しても、活躍は無理だろう」といった下馬評をはねのけて大活躍した。
その事実の裏には「酸素カプセル」を利用し「怪我の回復を早めた」と大々的に報じられた。
実は:規格外セレブのベッカム選手は、自宅に特別のトレーニングルームを建築。そこに大きなテントや部屋全体を
高濃度酸素ルーム(加圧無し)にして、ベッドやトレーニングマシンを持ち込み、24時間どっぷり酸素漬けで
生活は勿論、治療とリハビリに専念していた。遠征時にはカプセルも使用する場合はあるが、骨折に関連したのは
主に”酸素療法”だともいわれている。
記載:酸素カプセルサロンの運営ノウハウ提供
実は:近年、FCが厳しくなり、主に「サロンのオーナーが酸素カプセルを販売」をするときに使う宣伝文です。
調べてみるとこう謳う販売業者さんには、必ず「直営店」があります。
悪いことばかりでははありませんが、必ず「カプセルの販売」を勧められます。
経営ノウハウはメーカーや販売代理店からすれば、如何に販売先を増やし「実際に販売してくれるか」が
重要で、あなたのお店の事など二の次です。
どの業界にとっても、「営業マニュアル」より、購入後の提案力・購入後のフォローで業者の質で判断しましょう。
酸素カプセルに関しては、当たり前のことを「運営ノウハウ」と表現している場合が多く、まともな「運営ノウハウ」は
存在するか疑問です。
広告・宣伝・キャッチコピーなどは上手く表現しています。
良く考えると当たり前のことや意味の無いことも多いので、営業のセールストークやあいまいな表現には
特に注意しましょう。
『会社の姿勢と営業マンの質の見極めが重要』
どんな商品でもそうですが、「宣伝しなくても売れる」商品が存在します。
まず、一つ目としては「資料請求・問合せ」をした時の対応で、「しつこい営業電話と他社非難」をする会社の製品は、まずそれほど売れていない証拠になります。
また、連絡が入った時に何故かいつも「間が悪い」「タイミングが悪い」のは「お客様の状態=商売を把握、理解していない」といった、売る側のエゴが表れている証拠です。またこのご時世、価格は最も重要です。開発能力のある会社を見極めましょう。
営業のスタンスとして、第一に「ご商売(利益)の邪魔にならない」ように推測し「この時間ならご迷惑にならず
電話に出て頂けるのではないか?」とお客様に対して“気遣い”があり、「こちらのビジネスを理解していか?」といった部分は、今後の付き合いを含めると、本当に大切な部分だといえます。
その考えは、“この会社が業界の流れを敏感に把握し、業界で生き残り、末永く良いお付き合いが出来るかどうか”といった、今後の可能性にも繋がります。
二つ目としては、担当者と話をしている時に、ちょっとした「感覚のズレや温度差、不安」を感じたら
その会社との付き合いは、極力避けるべきでしょう。
もちろん担当の営業マンの能力で、ベテランと新入社員の差はありますが、会社の看板を背負って『高額商品の話』をしている訳ですから、「今ひとつの営業マン」は社員をしっかり教育・管理が出来ておらず、その会社も提案力も含め「今ひとつ」といったところともいえます。
とても些細なことだと思われるかも知れませんが、数少ない材料としての『見極める判断』としては非常に重要です。何度もお伝えしていますが、『酸素カプセル』は新車が買える程高額な『特殊製品』なのです。
判断するポイント-極めつけの6カ条
1.購入先はメーカー、もしくは販売元か正規代理店か?
2.販売会社と「感覚のズレや温度差、不安」は無いか?
3.製品は本当に国産か、輸入品/中国・韓国・アメリカ製・個人輸入品か?
4.「大きなトラブルがあったとき」この会社は、どう対応してくれるか?
5.担当者は、誠意を持って納得行く対応をしているか?
6.同型商品が氾濫している、ロゴシールを張替ただけで「新製品」「弊社オリジナル」
などとし販売している旧型酸素カプセルのOEM製品で無いか?
7.リースの料率に誤魔化しは無いか?5年で1.9%が相場です。必ず料率を確認しましょう!
8.気圧は1.2?1.3?1.5?性能と価格バランスを把握。気圧はしっかり確認しましょう
9.今交渉している会社は、企業努力が見えますか?
特に注意が必要な販売業者の例
○サロンを運営し、片手間で販売している販売会社
○ノウハウを“売り”にしている会社
○他社の批判や、自社製品以外を悪くしか言わない販売会社
○母体が、訪問販売会社、ネットワーク会社(以外に多い)
○リース代行業者(HPの価格表示が“リース料金のみ”が多い)
○美容健康機器以外の雑貨や(ネットショップ)家庭向け商品を販売している
○販売元が2社以上ある(通常「元」は1つです。)
○FDAやNASAは海外製の証。~に認められた表示やそれを利用した本来謳うと違法である
「効果効能」に惑わされてないか?
○数社絡んでも利益がとれる”定価”は無視しましょう。見積価格は今の相場に合致しているか?
1.3気圧~ハードで150万~200万。、ソフトで70万~100万が目安でうす。
以上の点を「最低限」重要視して、いい製品を選んでみてください・・・・
その他、お悩み相談メールQ&Aもご覧ください。
※ ※ ※ ※ 追 記 ※ ※ ※ ※ ※
ここでは少し余談になりますが、「美容・健康業界」に関する業界の流れについて。
内容は、実にくだらないかと思いますが、宜しければ時間のある時にじっくり読んでみて下さい・・・・
『業界全体の流れからの見極め方・・・』
どのような業界にも、時代の流れはあります。特に近年の美容・健康業界は波が荒く、動きも早くい為に
『ブームが来れば異業種からの参入』も激増する傾向があり、ブームが去った途端に専門業者が倒産(夜逃げ?)
しています。多くの美容・健康業界における製品のブームの切欠は、TV・タレント・女性誌・インターネット
(ブログも含む)と「美容整形」の分野で注目を浴びた商品です。
もちろん「ブームの仕掛け」もありますが、この業界はファッション業界のようにまとまりが無い為、数年前に
メディアを利用して成功した「ブルブルフィットネス」位といえ、最近では「一攫千金」に繋がる商品は
少ないといえます。
また、業務用の美容・健康業界は、分野として「美容整形」は仲間の部類に入りますが「薬事法」「TV通販」
「同業者」に関しては、多くのしがらみをもった云わば「敵」ともいえます。
より美しく・いつまでも若々しく綺麗に~ダイエット・アンチエイジングを謳う「美容整形」の場合、プチ整形
脂肪吸引やメソセラピー・リフトUP・金の糸・血小板~などと表現する事で、「美容整形業界」が常に新しい物を
取り入れているイメージを、莫大な費用を掛けて宣伝広告し“ミニブーム”を起こします。
ここに目を光らしているのは、美容(エステ)・健康業界です。
業界にとっての最大の敵「薬事法」に、引っかからないよう「脂肪溶解注射(メソセラピー)」→「痛くない
(注射を使わない)新しい痩身機器!(?)メソセラピーをご存知ですか・・・」などと上手く表現を変えては
新メニューを作り、消費者の関心を惹くような機器製造・輸入・販売に励みます。
商品の開発も「ゼロからのスタート」では無く、美容整形のミニブームに乗る「弐番煎じ」な訳なので、美容整形の
広告宣伝効果にも肖り、比較的簡単に美容・健康業界でもミニブームが起こります。
そうなると販売元には、美容・健康機器の代理店希望の業者が押しかけ、問合せが増えます。
国内の輸入業者は在庫を切らせないよう、国内に大量ロットで契約しえて製品を「輸入」します。
もちろん「同業者」の耳にも、直ぐに情報が入ります「あの製品が売れているらしい・・・・」と。
更に同業者でもそこそこ資金力のある会社は「自社製品」として販売する為に、他社と同様の動きをします。
よって同カテゴリの製品が数社から販売され、結果的にサロン導入率も上がり、その製品がメディアに取り上げ
られると、いよいよミニブーム→本格的なブームへ発展して行くのです。
加えて、ブームが来るとこれに目を付けるのは「TV通販」です。
「業務用で売れている」「エステサロンで人気」の商品を“安く”すれば、「必ず」売れます。
薄利多売の「数」で勝負です。
美容・健康機器販売業者も、その商品が「TV通販」に目を付けられたら最後です。
忽ち弱小の輸入販売業者は、「日本に1社の総販売元」の契約を結んでおり「海外メーカーを押さえているので安心」
なんて思っていても、海外のメーカーは、大手商社や現地法人で管理していない限り、資金力のある「TV通販」には
到底太刀打ち出来ません。
当然、注文ロットが50台から5000台になれば、コストを抑えた『家庭用~』としてコンパクトに使いやすくなった
同カテゴリーの全く違う製品も販売されてしまいます。
とどのつまり、仮に海外メーカーが断ったとしても「中国」で造れます。
せっかくブームに乗り順調に輸入・販売していたのに、価格が3分の1以下の製品が出回ると途端に「売れなく」なります。
販売業者は、「業務用と家庭用は全く違います!」と必死になります。
確かに製品の出力や耐久性が確かに違うのですが、消費者には伝わりません。遂には、粗末な簡易的な物でなく
業務用に近い製品も安価で出てきます。こうなると最終段階です。
ブームに乗った販売業者は、輸入元と毎月50台ロットの契約していたので当然苦しくなり、支払いが出来なくなります。
輸入業者(輸入元)は、販売業者との契約があり、海外メーカーとさらに大型200台の契約をしています。
結果的に、同社とも売れない高い仕入れの在庫を大量に抱えてしまいます。
この様な状況になると、どの業界でも同じですが、まずは末端の在庫を抱えた代理店が倒産→売り掛けが入金されない
→販売業者や卸業者が倒産→輸入業者(輸入元)は販売元から支払いが無く同じく倒産。
順番はどうであれ「共倒れ」の仕組みです。
しかし「TV通販」の業界は、この動きを敏感に察知し輸入・仕入れをストップする事が多く、対策も早い為に
損害を最小限に抑えることができ「生き残り」ます。
最悪は、業界に無知な資金力のあるオーナーが「これは儲かる」と、海外輸入メーカーに依頼し『日本で必ず売れる』
などと騙され、“新製品のカタログ”作りに必死の時にこの状態に気がつくケースです。
「TV通販」で安く売られている情報など普段は気にもしていない方の多くが、このケースに嵌ります。
急いでキャンセルしても、もう後の祭りです。
一般消費書にとっては、機能・品質が優れ、価格の安い製品は非常に喜ばしいことです。
しかし、商売として利用しているサロンなどはそうともいえないのが現状です。
その製品が、サロンの数あるメニューの1つの場合、被害は最小限で済みますが「専門店」の場合は終わりです。
家庭用製品がネットで氾濫し、中には商売を始める所も出てきます。この辺りでブーム終焉を迎えます。
こうなる前に購入した付き合いのある業者から「対策・提案」があったのでしょうか?
自社が倒産の危機だと言うのに、他人(サロン)はかまってられません。
業界の動きを敏感に察知し、対策し「生き残る業者」はきっと「今と今後の対策と提案」があるでしょう。
先が見えない・見えなかったのでは無く、見ていない業者も多いのです。
どの業界でも判断の基準としては、「提案力」と「先見の目」は重要ですね。