TOP酸素カプセル購入ガイド > 空気カプセル?
空気カプセル? 大体「べッカムカプセル」 って、一体誰が言い出したの?

「酸素カプセル」以外の呼び方

【健康機器】※しかし日本以外は「医療機器」扱いの国が殆ど
高気圧酸素カプセル・高圧酸素カプセル・高濃度酸素カプセル・加圧酸素カプセル・高圧酸素カプセル・エアチャンバー・マイルドチャンバー・高気圧チャンバー・高気圧エアチャンバー・高気圧エアーカプセル・加圧カプセル・空気カプセル・ベッカムカプセル・O2カプセル・O2セラピー・酸素ボックス etc...

【医療機器】
第一種高気圧酸素治療装置(医療機器、1人用)
第二種高気圧酸素治療装置(医療機器、2人以上多人数大型) 

など多数ありますが、総称として「酸素カプセル」と呼ばれています。 ※稀に勘違い・知識不足なのか分かりませんが、加圧しない(通常気圧1気圧)で酸素部屋・酸素ルーム・酸素カプセルルームを「酸素カプセル」と呼んでいる1部のメーカーもいますが無視します。

ベッカムカプセルと言い出したのは当時の「マスコミ」スポーツ新聞からベッカムが骨折し復帰は半年以上かかるところを短期間で治してして試合に出てきた!「秘密兵器ベッカムカプセル!」発信されました。

 「酸素カプセル」と「空気カプセル」
現在、酸素カプセルは大きく「空気加圧」と「酸素+空気加圧」に分類されますが、特に「空気加圧」の場合は「液体に溶解する気体の量は気圧に比例して増える(=ヘンリーの法則)」を前提とした理論を用い、カプセル内気圧を高めることで、血液中に溶解する酸素量を増加させていると説明されています。

販売業者サイドでは、空気加圧カプセルは酸素加圧と差別化を図る為、「酸素カプセル」を特別な呼び方で販売しているケースもあります。空気加圧の製品は「エアーチャンバー」「高気圧チャンバー」「高気圧エアーチャンバー」「高気圧エアーカプセル」といった呼び方があり、特徴としては「空気カプセル」は外気(空気)をカプセル内に送り込み、外気(空気)でカプセル内の気圧を1.2・1.3気圧まで上げ「※酸素濃縮器・発生器」を一切使用しない(カプセル内の酸素濃度を上げない・内部で高濃度酸素を吸わない)カプセルとなります。 

【空気カプセル】
販売年数は長く、国内外で世界で最も利用されている酸素カプセルです。加圧して気圧を上げることがメインです気圧が下がると頭痛や関節痛等になり体調が崩れる「気象病」のユーザーも多い。ハード(鉄・アルミ製)タイプに比べ、ソフトタイプの多くは手動式で、クーラー機能等は無いものが殆どの「カプセル内の気圧を上げる」といったシンプルな造りです。特にソフトタイプはハードタイプと違い、軽量で持ち運びが可能ですので、プロスポーツ選手やアスリートなどの遠征時などに利用されています。最近では、気圧を1.1~1.2気圧程で価格も100万円台の持運びが簡単で、家庭でも利用できるコンパクト・軽量タイプも販売されています。但し、酸素カプセルの使用時に「暑い」とよく言われますので、クーラー(エアコン)が無い簡易型やソフトタイプの場合特に“暑さ対策”が必要となります。 

【酸素カプセル】
基本構造は空気カプセルと同じで、空気加圧に高濃度酸素を追加した酸素カプセルです。高気圧高酸素カプセルともいい、高濃度酸素を追加します。

1.カプセル内全体の酸素濃度を上げる高濃度酸素加圧
2.カプセル内部で酸素濃縮器から直接高濃度酸素を吸入する通常加圧
3. 頭部だけ酸素濃度を上げる高濃度酸素加圧
酸素吸引の為のマスクは医療行為となりますので店舗では使えません。2の場合であっても、結果的にカプセル内の酸素濃度は多少は上がる事になります。 内部濃度は 1.3>2となります。

酸素を使用するタイプが多く、手動式からオートコントロールやクーラー(エアコン)付きやオプション機能も豊富になり、より安全で快適をコンセプトとした製品が主流になりつつあります。価格はハードタイプの場合、定価300万円前後で、実売価格は200~300万円と言われ、その他ソフトと違いとしては『運搬・設置費用」として10~20万程の費用が別途で必要となります。

では実際に高濃度酸素を使用しているカプセル内は、何%まで酸素濃度が上がるのでしょうか?各メーカーから発表されている酸素濃縮器の酸素濃度は30~90%と大きくバラつきがあります。しかしここで重要なのは、「酸素濃度」だけではなく「酸素流量と吐出力」が大きく関連しています。 

極端な例ですが、お風呂に例えると浴槽を『カプセル本体』お水を『空気』濃縮酸素を『お湯』酸素流量を『お湯の勢い』として考えてみます。 浴槽に左蛇口21度のお水と右蛇口40度でお湯を貯めている状態です。※21度⇒21% 大気中の「酸素の割合」として例えていきます。 

《浴槽からお湯が溢れ出してきました。酸素カプセルに例えると「設定気圧まで達した1.3気圧で気圧安定状態」です。 溢れている浴槽に手を入れてチェックするとぬるい。お水(空気)と比べるとお湯(酸素)がほとんど出ていません。温めようと(酸素濃度を上げたい)お湯(酸素)の蛇口をいっぱいまでひねると少し勢いが増しました。しかし、何故かお湯の温度が下がりました。お湯(酸素)の蛇口を開く(酸素流量を増やす)と出てくるお湯の温度が下がり(酸素濃度が下がり)ってしまうのです。 更に10分経過し温度を確認すると24度前後。単純にお水(空気)がお湯(酸素)よりも勢い(流量)がある為です。しかし、お水の勢いを抑えることも止めること(加圧・送気をSTOPする)は出来ません。止めると、浴槽のお水の量も減ってしまう(カプセル内の気圧が下がる)のです。結果的に30分後、50分後でも「温度は25度までしか上がらなかった」となります。》

 ※例えとしてイマイチでしたね、、、要は常に冷たいお水が追加されている状態でちょろちょろと熱いお湯を入れても余り変わりませんよ!酸素カプセル内部の酸素濃度も同じと言うことです。

実際に業務用の酸素カプセルで使用している酸素濃縮器は、30%-90%・3~10L程度です。
酸素濃縮器の構造上、特殊なものを除き酸素流量と酸素濃度は反比例します。
吐出力も性能により大きく差が出ます。高気圧状態の酸素カプセル内に押し込む力に負けて全く酸素が追加されていない場合も多い。酸素濃縮器は意外に深いのです。

濃縮酸素は、カプセル内に別ホース(ルート)で追加している機種は注意が必要です。ちょろちょろとしか酸素が出ていません。特に酸素カプセルの構造上、ポンプで空気を送り込む加圧方法を採用している為、気圧が最高点に達成するとカプセルの弁(排気口)から余分な空気が排出されます。これには、内部の空気を入れ替える(循環)役割もあります。よって、カプセル内の「容量」を超えると、空気も濃縮酸素も同時に排出されてしまっているのです。 

上記に記述した様に酸素濃縮器の性能にもよりますが、カプセル内の酸素濃度は概ね「26%前後」です。更にそれ以上に酸素濃度をあげる場合は、より高性能な酸素濃縮器を接続するしかありません。 

『酸素濃度80%の高性能酸素発生器付きの酸素カプセル!』の場合「酸素流量は?」と必ずチェックして下さい。3L程度(可変)なら『酸素濃度40%・流量5Lの酸素濃縮器付きのカプセル』とカプセル内部の酸素濃度の違いは殆んどありません。また一般販売されている「吸入型・酸素発生器」も同じです。口又は鼻からの酸素吸入時に空気(外気)も同時に吸い込み実際に口・鼻→肺に入った時点で酸素濃度は薄くなります。 

カプセル内部の酸素濃度を上げたい場合は特に「流量」がポイントです。あくまで「高濃度酸素」を期待するなら、酸素発生器はより酸素濃度が高く「流量」も大きくする必要があります。

現在、販売されている高度医療機器扱いの酸素カプセルは医師の管理の下「高濃度/純酸素100%濃度で高気圧2.0気圧以上」で爆発の危険性も高く価格も数千万と高価な代物とは違い(目的も違う)気圧については自主規制?1番は耐久性の限界(1.3気圧まで)もあり、現時点でそこまで流量の大きな大型で高価な酸素発生器を採用している酸素カプセルメーカーはありません。
どうしても、カプセル内部の酸素濃度を上げたい場合は、酸素発生器を2台付けを加工をメーカーにお願いするか、業務用の大型酸素発生器 酸素濃度50-90%、流量10L以上は最低必要です。 

くれぐれも「当店の酸素カプセルは60%の酸素を使用しています!60%の高濃度酸素が充満しています!」と宣伝すると嘘になりますのでご注意下さい。

厳密にはカプセル内で酸素濃度計で測定し「カプセル内の酸素濃度が60%」もありえますが、それは酸素噴出し口で測定しているからであり、カプセル内部の空気出口(多くは足元付近)の場合は、+α5%以下で、中心辺りで測定して5%~10%でしょう。平均値としてカプセル内部のどの場所で測定するかによって大きく変ります。どちらにせよ殆どの酸素カプセル内部の酸素濃度は【実際は数%】程度しか上がっていません。

▲ページの先頭へ